わたしのおばあちゃんはすき焼きとうなぎの蒲焼きが大好きでした。年を取ってからも、さっぱりした味付けの料理よりも、こってりしたものが好きだったようです。味付けも割と濃いものを好んでいたので、柔らかく脂がのっている甘いたれの味付けのうなぎの蒲焼きや、霜降りでやわからかいお肉を砂糖と醤油でこってりした味付けでいただくすき焼きはすごくおいしかったのだと思います。すき焼きの時は当然のように卵をおかわりしていました。入れ歯で苦労していましたが、柔らかくておいしいうなぎの蒲焼きや、いいお肉のすき焼きはとても喜んで食べていました。食べるものに苦労するようになってからは、家族みんなで旅行するときにもみんなが喜ぶ料理を選ぶのに困っていたのですが、あるとき、うなぎとすき焼きを旅先で食べるメニューとして思いついてからは、あまり苦労しなくなりました。霜降りの牛肉が名産の地域の近くに旅行するときには、すき焼きを食べさせてくれるお店に寄ります。すき焼きは近江八幡で近江牛のすき焼き屋さんの老舗や三重県で松阪牛や伊賀牛のすき焼きの有名店に行ってきました。柔らかいものしか食べられないので、焼き肉ではなくて、絶対にすき焼きです。うなぎは静岡県の浜名湖近辺や愛知県一色町のものが有名ですが、意外にあちこちにうなぎ屋さんの多いエリアがあるものです。あっちこっち連れまわされておばあちゃんも大変だったと思うけれど、一緒に旅行をしてみんなでおいしいご飯を食べられたのはよかったなあと思うのです。