うなぎの美味しい食べ方は蒲焼か白焼きか

大人になってから知った食べ物という物が結構ないだろうか。子どもの頃は、親の好みであったり、地域的にその食材があまり無かったりと、理由はさまざまだ。また、小さい頃から知っている食べ物でも、そんな食べ方をするのかとびっくりしたものも沢山ある。例えば、はんぺん。はんぺんのどこが珍しいのかと思うかもしれないが、私がはんぺんを生れて始めて食べたのは、出張で東京に来て、東京の人と居酒屋さんに行った時だった。本当にその時、はじめて食べたのだ。他にも、うなぎの白焼きにもびっくりした。うなぎはさすがに食べた事はあったが、全て蒲焼のうな丼だ。あの甘辛いタレをたっぷりつけたうな丼はおかわりして食べたいくらい大好物だった。しかし、うなぎのレパートリーはうな丼のみ。うなぎに他の食べ方があるとは知らなかった。社会人になり、うなぎ屋さんに行くと、うな丼とうまきを頼んで食べる事もあったが、うまきのうなぎはうな丼と同様の味付けなので違和感はなかった。肝吸いも、美味しいとは思わなかったが、特にびっくりもしなかった。ふうんという感じだった。しかし、東京でのうなぎの白焼きは強烈だった。蒲焼の味がしないうなぎとはうなぎ本来の味がするのかもしれない。もしうなぎの本来の味が本当は自分の苦手な味で、今までは蒲焼のタレでごまかしていただけだったらどうしようと、正直ドキドキした。注文したうなぎの白焼きは本当にタレの付いていない白いもので、わさび醤油を付けて食べるらしい。びくびくしながら一口食べてみた。蒲焼の甘辛い味は当然ないのだが、うなぎのあの独特のこってりした味がしたが。わさび醤油を付けるので、さっぱりして美味しい。何で今まで食べなかったのだろうと後悔さえ感じる。得した気分になった。

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